製造業 T社様(社名非公開)


こんにちは。株式会社船井総合研究所 DXコンサルティング部の藤田です。
今回は製造業 T社様 の成功事例をご紹介します。
T社様は、従業員300名規模の中堅企業です。
CRM・SFAには長年SaaSの某システムを使っておられました。
しかし、2023年にシステム利用料が値上がり(平均9%の値上がり)し、
T社様では契約ライセンス数が100を超えていたために多大な影響を受け、
ランニングコストが大きく増加する状況となっていました。
生産性を上げるためのシステム導入も、高額なランニングコストでは企業成長の妨げになりかねません。
移行先システムとしてT社様ご自身にてZohoを調査されている中で、
船井総研のZoho導入支援実績数の多さや創業50年以上の安定した企業であることをご覧いただき、
本案件のご相談をいただきました。
導入前の課題
- 現行システムの利用料値上げによりランニングコストが大幅に増加した






導入前の課題はズバリ「高額すぎるランニングコスト」でした。
既存システムを100名以上で利用していたために約9%の値上がりが非常に重く、
なんとランニングコストが年間約2000万円という超高額になっていました。
5年で1億円以上のランニングコストとなると、利益確保に大きな負担を与えます。
その点、Zohoは現行システムよりもはるかに安く利用できます。
なお、T社様はご自身でも様々なシステムを調査されており、
移行先システムとしてJ社のシステムとも比較検討されていました。
船井総研にてS社システムの利用状況をヒアリングした結果、
J社システムよりもZoho CRMのほうが利用機能の類似性が高く、
円滑な移行ができると判断をして、Zoho CRMをご提案しました。
導入後の効果
- 年間約2000万円のランニングコスト
- Zoho CRMへの移行で、同一アカウント数のままランニングコストは年間約900万円に削減!
- システム移行前と比較して年間1000万円ものコストダウンを実現!
- 旧システムで利用していた機能と同等の機能をZoho CRMで再現!
- 旧システムでは実現できなかった、Excel形式でのデータ入力や重複データの自動クレンジングを実装し、従来よりも使いやすい環境を実現!
- ノーコード・ローコードで機能を開発できるため、必要な機能を自社で開発できるようになった!






Zoho CRMへの移行により年間1000万円の削減、
比率にしてなんと約55%もの大幅コストダウンを実現しました!
なお、100名を超すユーザー規模で利用しているシステムのリプレースとなると、
リプレース費用が気になる方もいらっしゃるかと思います。
T社様では、リプレース費用を約1年で回収可能でした。
また今回、半額以上という大幅コストダウンをしましたが、
旧システムで行っていた業務はそのままZoho CRMに移行できました。
そのため、Zoho CRMの月間利用件数は下記の通りで、
毎月多くのデータを取り扱っていただいています。
- 商談作成件数 400件/月
- 見積書作成件数 400件/月
- 依頼書作成件数 1200件/月
さらに、Zohoではノーコード・ローコードで開発できるため、
T社様ご自身でも随時機能を追加できるようになり、
社内管理業務の機能を内製化されてもいます!






ここまでのご紹介では、良いことばかりで何の問題も無いように見えると思いますが、
実は、移行直後の1か月は運用面でのトラブルが発生していました。
旧システムと同等の機能をZoho CRMで再現してはいても、旧システムそのものではありません。
システムが違うために、従来とまったく同じ操作方法にはできない部分がどうしても出てきます。
どうすれば今以上に使いやすくなるのか、T社様と船井総研でお打ち合わせと機能改善を繰り返し、
一つ一つ丁寧にトラブルのもとを潰していきました。
その結果、現在は安定したシステム稼働・システム運用ができています。
例えば見積書は、取引先に応じて日本語・英語・中国語を切り替えて発行。
グローバル対応が簡単に実現できている状態です。
発行した見積書の承認は、部署・見積金額に応じて承認者を柔軟に切り替えて対応しています。
なおZoho CRMへの移行を成功させたT社様では今後、Zoho CRMをさらに活用して、
見積書の自動発行といった業務の完全自動化で業務改善を図っていくことを予定されています!






単純にシステムを入れ替えるだけ、導入するだけならば、まだ簡単です。
導入することよりも大切で難しいのに、導入検討時に軽視されがち・見落とされがちなのが、
「導入後に皆が当たり前に使える状態にする」ことです。
その点、船井総研は「コンサルティング会社」である強みが活かされます。
「こういうことがしたい」と言われたことを、そっくりそのまま作るのではなく、
なぜそれがしたいのか、それをすることによって何がどうなり、誰が利益(手間の削減等)を得られるのか。
そういったことを丁寧にヒアリングし、過去800社以上にZohoを導入してきた知見も活かして、
お客様にとって本当に最適なシステムを一緒に作り上げることを重要視しています。
つまり、「入れて終わり」ではなく、むしろ「入れてからがスタート」と言えます。
自社だけでは難しいシステム移行も、船井総研には実績が多くあります。
本案件のように100名以上が使っているシステムを移行する場合、
一度のお打ち合わせで即決していただくことは難しいと思います。
システムに関する内容理解・認識に齟齬が無い状態でご判断いただけるよう、
複数回のお打ち合わせの中でデモをお見せしたり、トライアルしていただくことも可能です。
円滑にZohoでの業務を始められるよう、導入後の支援もいたしますので、
システム移行をご検討中の方はぜひお気軽にご相談ください!


船井総研はZohoの認定パートナーです!
船井総研では、コンサルティング会社として中小・中堅企業様をご支援する中で、
Zohoを利用した業務改善も多数行っています。
「社内の業務をDXしたいけど何から手を付けたら良いかかわからない」
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