お客様成功事例 15年以上前に開発したレガシーシステムからZohoに移行して生産性が向上した事例

製造業 A社様(社名非公開)

導入担当:矢野

こんにちは。株式会社船井総合研究所 DXコンサルティング部の矢野です。

今回は 製造業 A社様 の成功事例をご紹介します。

A社様は、40年以上の歴史を持ち、設立当初より迅速な対応とお客様のニーズに応えることを第一にしている会社です。

製造業では受注後の生産管理(案件管理)が重要となっていますが、A社様の場合、
15年以上前にフルスクラッチで開発した独自システムを軸に業務管理を行っていました。

システムの開発当初は、業務にあわせて様々なカスタマイズを行っていたために、かなり実用的なシステムでした。

しかし、時がたった今は業務のやり方が変わり、管理したい項目や内容も変化したことで様々な問題が生じています。

レガシーシステム(最新の要件を満たさない老朽化したシステム)が通常業務に支障をきたしている状況を改善し、
生産性を向上させるために、船井総研にご相談をいただきました。

導入前の課題

顧客管理がシステム間で分断されている(二重入力)

見込顧客はZoho、商談管理はSaaSのグループウェア、受注後の案件管理は独自システム。
営業ステージごとに3つのシステムに分かたれて情報が管理されていました。

また、各システム間は連携されておらず、営業ステージが進むたびに別のシステムに再度同じ内容を入力する必要がありました。

生産計画の見える化が出来ない(ガントチャート機能がない)

特に製造業においては、ガントチャートでスケジュールを管理するケースが多々あります。

現在使用している独自システムではガントチャートの表示が出来ず、
別途Excelでゼロから作成してスケジュールを管理していたために、作業の手間が多くありました。

予実管理が出来ていない

作業予定と実績を入力する項目はSaaSのグループウェアと独自システムで設けていたものの、
どちらのシステムも予実分析が出来る機能は有していませんでした。

そのため、A社様が実現を希望する生産性向上施策のベースとして必要な現状分析が行える状況ではありませんでした

既存システムの動きが遅く生産性の低下につながっている

長年使用してきたこともあって独自システム自体の動きが遅くなっており、生産性が下がる原因となっていました。
また、独自システムの開発後は大きなメンテナンスを行っていなかったことから、
システムとしてのパフォーマンスも低下している状態でした。

Zohoを選んだ理由

  • 業務を一気通貫で管理できる
  • 予実管理が出来る
  • ガントチャートでスケジュール管理が出来る
  • フルスクラッチでのゼロからの開発ではないため比較的費用が抑えられる
  • 一部の業務をZoho活用して行っていたためシステムのイメージがわきやすかった

A社様はMA(マーケティングオートメーション)の実現のために既にZohoを活用されていました。
Zohoがどのようなシステム・費用感なのかイメージを持てていたこともあって、
「見込顧客管理から受注後の案件管理まで一気通貫に管理出来るなら」と、Zohoにシステム統合することになりました。

導入後の効果

これまでZohoではMAのメルマガ配信機能のみしか使用していませんでしたが、
その後の見積もりから受注後の生産管理領域までカバーすることで、以下のような効果を見込めます。

顧客データを一元管理

顧客データをZohoで一元管理することにより二重入力を無くし、入力工数の削減を行います。

予実管理の実現

Zoho Projectsというタスク管理用アプリケーションのタイマー機能を活用し、実績の管理を行います。
タイマーは各タスクでボタンを押すだけで良いため、作業者の負担も少なくシステムの定着ハードルの低下も見込むことが出来ます。

ガントチャートの生成

Zoho Projectsのガントチャート機能を活用すれば、タスクを作成した際に自動的にガントチャートが作成されるため、
Excelでゼロから作成する手間を省くことが出来ます。

まとめ

システムの開発費用でお困りの方は、Zohoであればノーコード・ローコードでの開発のため、比較的安価で開発することが出来ます。
安価であることに加えて、アプリケーションや機能が豊富にあるため、後から「この機能がほしい」となった場合も柔軟な対応ができます。

なおA社様では、今回のZoho構築を機とし、さらに下記の施策実施を想定しています。

より正確な予定作成

これから正確な実績データを収集できることにより、さらに精度が高い予定スケジュールを作成する。

予実分析

集計した実績データをもとに、各案件・作業者ごとの生産性を分析し、業務全体の生産性アップにつなげる。

AIの活用

予実データを含めたZohoに蓄積された情報をもとに、AIを活用した予定の自動作成など、業務効率化を進める。


Zoho導入支援実績社数が800社を超える船井総研には、A社様の事例のように、レガシーシステムからの移行実績も多くございます。

社内のレガシーシステムにお困りの方は、ぜひ船井総研にお問い合わせください!

船井総研はZohoの認定パートナーです!

船井総研では、コンサルティング会社として中小・中堅企業様をご支援する中で、
Zohoを利用した業務改善も多数行っています。

「社内の業務をDXしたいけど何から手を付けたら良いかかわからない

Zohoと他サービスの違いを詳しく教えてほしい」

「Zoho導入に際しての費用やスケジュール感を聞きたい」

「他社がどのようにZohoを活用しているのか具体的な事例を知りたい」

レガシーシステムからZohoに移行したい」

など、ご不明点がございましたらお気軽にお問い合わせください!

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