建設業 B社様(社名非公開)


こんにちは。株式会社船井総合研究所 DXコンサルティング部の三沢です。
今回は 建設業 B社様 の成功事例をご紹介します。
B社様は、新築とリノベーションを手掛けるハウスメーカーです。
B社様では見込顧客にメールマガジンを配信されていましたが、効果分析ができないツールを使われており、
折角のメール配信もナーチャリングに活用できていないご状況でした。
この問題を解決するために、船井総研にご相談をいただきました。
導入前の課題
ナーチャリング(顧客育成)が機能していない
見込み顧客のメールアドレスは取得できており、リスト化して保有していたものの、
顧客の属性や興味・関心ごとに絞り込んでメール配信する仕組みが無く、一括メール配信しか行えていませんでした。
また、誰が開封し、メールのリンクを開いたのか、といった情報が取得できず、
分析ができないために配信内容がターゲットにあっているのかどうかもわからず、
どのような情報を配信すれば反応を得られるのかがわからない状態でした。
上記の状況のため、メール配信は「なんとなく送って終わり」になっていました。
Zohoを選んだ理由
- Zoho Campaignsでは配信したメールの開封率やクリック率、誰がリアクションしたか、という細かな情報を取得できる
- Zoho SalesIQを利用したチャットボット導入で、WEBサイト上の行動履歴(閲覧したページや滞在時間など)もわかる
- Zoho CRMと上記を連携することで、顧客の属性や興味に沿ったアプローチができる
メールでナーチャリングをするには、分析機能を持つツールを使うことが重要です。
その点、Zohoのメールマガジン配信アプリケーション「Zoho Campaigns」では、
開封率やクリック率はもちろん、誰がメールを開封してクリックしたか、ということもわかります。


また、Zoho SalesIQでは、チャットボットを表示するためWEBサイトの全ページにZoho指定のタグを埋め込みます。
このタグはWEBサイト上の行動を追跡する機能も有しており、
サイト訪問者がどこから流入し、何のページを見て、何分滞在したか、ということもわかります。

さらに、Zoho Campaigns・Zoho SalesIQとZoho CRMを連携すれば、
Zoho CRM上に登録されている顧客名や顧客属性を利用して詳細条件でメールを絞り込み配信したり、
メールの開封やサイト訪問などのリアクションがなされた際に誰がその行動をしたのか特定できます。
従来よりもはるかに詳しい分析ができるようになること、それにより確度の高い施策を実施しやすくなること、
類似サービスと比較して安価であることをご評価いただき、Zohoの導入をご決断いただきました。
なおB社様では、Zoho CRM、Zoho Campaign、Zoho SalesIQなど、
15種類のアプリケーションが利用できる「Zoho CRM Plus」をご導入いただいています。
参考情報
「Zoho CRM Plus」とは何ですか?
Zoho CRM Plus(ゾーホー シーアールエム プラス)とは、ZOHO社が開発・提供している様々な業務用アプリケーションのうち、人気の15個をパッケージにしたサービスの名称です。
「Zoho CRM」と「Zoho CRM Plus」は何が違うのですか?
「Zoho CRM」単体契約で使用できるアプリケーションはZoho CRMのみです。
一方、「Zoho CRM Plus」は、Zoho CRMを含め、下記15個のアプリケーションを使用できます。
- Zoho CRM(顧客管理・営業管理)
- Zoho Desk(カスタマーサポート)
- Zoho Analytics(分析・レポート)
- Zoho Projects(プロジェクト管理)
- Zoho WorkDrive(ファイル共有)
- Zoho SalesIQ(WEB接客・追客)
- Zoho Survey(アンケート)
- Zoho Marketing Automation(マーケティング自動化)
- Zoho Campaigns(メールマガジン配信)
- Zoho LandingPage(ランディングページ制作・管理)
- Zoho PageSense(アクセス解析)
- Zoho Social(SNS管理)
- Zoho Webinar(ウェビナー)
- Zoho Backstage(イベント管理)
- Zoho Cliq(チャット)
Zoho CRM Plusの費用について教えてください!
2025年4月現在のZoho CRM Plus利用料金は下記の通りです。
- 月額契約時:8,280円(1ユーザー/月)(税別)
- 年間契約時:6,840円(1ユーザー/月)(税別)
導入後の効果
メールマガジン経由の来店客が増加
メールマガジンを配信した後、手間なく詳しい分析ができるようになったことで、
誰にどのような情報を送れば効果的なのかがわかるようになりました。
これにより、メールの無駄打ちが減り、開封やクリックなどのリアクションが起きるメールマガジンの配信が増えました。
メールマガジン受信者が来店してくださることも増え、ナーチャリングの成果が感じられるようになりました。
見込み度の高いお客様の可視化
Zoho SalesIQでWEBサイトの訪問履歴などをもとにスコアを付与することができ、
過去にお問い合わせしてくださった方であればZoho SalesIQの分析画面上にお名前も表示できるので、
「今熱心に情報収集をしているのは誰か」がわかるようになりました。
この情報をマーケティング担当者が営業部隊に連携するとき、
Zoho CRMのリンクを共有するだけですむので、営業との連携もしやすくなりました。
営業部隊側はホットリードへの営業チャンスを逃すことなく、スムーズな営業アクションを起こせるようになりました。
WEBマーケティング活動のPDCAの実現
お客様の行動が可視化されたことで、従来のような「なんとなく」でのマーケティング行動が減り、
データをもとにした適切な判断や行動計画ができるようになりました。
まとめ
従来のB社様は営業に利用できるハウスリストを持っていらっしゃるのに、活用しきれていませんでした。
各社様からのご相談を伺っていると、B社様と同じご状況の企業様は少なくないように感じます。
このような場合、Zohoを使えば顧客の反応や行動をもとにしたスコアリングができるようになり、
「今どの顧客が自社に関心を持っているのか」が見えるようになります。
さらに、MA(マーケティングオートメーション)に関するZohoの各アプリケーションを連携して使うことで、
ナーチャリングの一連の流れを整えやすくもなり、マーケティングや営業の動きがより具体的になります。
「なんとなく、これでいいはず」というような担当者の勘に頼った行動計画ではなく、
データをもとにした行動計画は、売り上げの増加、業績向上につながりやすくなります。
B社様のようにナーチャリングにお困りの方は、ぜひ船井総研にご相談ください!

船井総研はZohoの認定パートナーです!
船井総研では、コンサルティング会社として中小・中堅企業様をご支援する中で、
Zohoを利用した業務改善も多数行っています。
「社内の業務をDXしたいけど何から手を付けたら良いかかわからない」
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