Zoho AnalyticsとZiaで売上予測分析! ~AIを使った売上予測グラフの作り方~

本記事では、「Zoho Analytics(ゾーホー アナリティクス)」と「Zia(ジア)」を使った売上予測分析グラフの作り方をご紹介します。

Zoho Analyticsとは、様々なデータを分析してレポートやダッシュボードを作成できる、Zohoのクラウド型BI(ビジネスインテリジェンス)ツールの名称です。

Ziaとは、Appleの「Siri」、Microsoftの「Cortana」、Amazonの「Alexa」があるように、
Zohoの各アプリケーションに紐づくAIアシスタントの名称が「Zia」です。

Zoho Analytics上でZiaを使うことで、なんと未来のデータを予測したグラフを作ることができます!

簡単な操作でご体験いただけますので、是非記事を見ながら操作してみてください!

この記事を読んでできること

下記の画像のように、売上グラフをカテゴリ別で切り替え表示しつつ、未来のデータ推移をも確認可能なグラフが作れます!(右端の破線部分がAIによる予測分析です)

準備①:Zoho Analyticsにサインインする

Zoho Analyticsにサインインする

既にZoho Analyticsのアカウントをお持ちの方は、お持ちのアカウントにサインインしてください。

Zoho Analyticsのアカウントをお持ちでない方は、「Zoho Analytics」にアクセスし、無料プランに登録してください。

ご注意

Zohoでは、一つのメールアドレスで複数のアカウントを持つことはできません。

Zohoの導入をご検討中の方は、契約時に利用しないメールアドレスでの試用をお勧めします。

準備②:Kaggleからサンプルデータを取得する

Kaggle(カグル)とは

Kaggleとは、機械学習を学ぶ人のためのプラットフォーム(WEBサイト)の名称です。

機械学習に利用できる様々なサンプルデータが公開されており、
今回はこちらのサイトから「Amazonの売上サンプルデータ」を取得して利用します。

既にKaggleのアカウントをお持ちの方は、お持ちのアカウントにサインインし、
後述の「Kaggleからサンプルデータをダウンロードする方法」を参照してください。

Kaggleのアカウントをお持ちでない方は、下記手順に従って会員登録してください。

Kaggle(カグル)の登録方法

1.Kaggleの会員登録ページにアクセスする

Kaggle」にアクセスし、画面右上の「Register」をクリックします。

2.会員登録方法を選ぶ

Googleアカウントもしくはメールアドレスを使って登録します。

本記事では、Googleアカウントを利用した会員登録方法(「Register with Google」ボタン)をご紹介します。

3-A.(複数のGoogleアカウントにログインしている場合)Kaggleに登録するGoogleアカウントを選択してログインする

複数のGoogleアカウントにログインしており、下記のようにアカウントが複数見えている場合は、Kaggleに登録するアカウントクリックしてログインします。

3-B.(Googleアカウントにログインしていない場合)保有するGoogleアカウントを入力してログインする

Googleアカウントにログインしていない場合は下記画像の表示となります。
Kaggleに登録するGoogleアカウントを入力してログインします。

4.Kaggleに任意のアカウント名(英数字のみ)を入力し、利用規約に同意する

任意のアカウント名を入力します。日本語は利用できず、英数字のみ入力可能です。

アカウント名がプロフィールページのURLになります

利用規約を確認し、「I Agree」をクリックして同意します。

日本語で確認したい方は、ブラウザの翻訳機能をご利用ください。

ご注意

ここで入力したアカウント名は、Kaggleのサイト上で表示されます。

Kaggleからサンプルデータをダウンロードする方法

1.amazon sales report を検索する

検索窓に「amazon sales report」と入力してEnterキーを押します。

2.Datasetsで絞り込み、「AmazonSalesReport」をクリックする

「Datasets」をクリックして絞り込み、下記画像と同じデータをクリックします。

ご注意

同じ名前のデータが複数公開されています。
画像と同じアイコン、by Arpit Mishra と表示されているものをクリックしてください。

3.zipデータをダウンロードする

「Download」>「Download dataset as zip」をクリックし、PCに保存します。

4.zipファイルを展開する

ダウンロードしたzipファイルを右クリックして展開します。

グラフ作成前の準備は以上です。

CSVファイルからグラフを作成する

準備①でサインインしたZoho Analyticsに、準備②で取得したサンプルデータを取り込み、グラフを作成する方法についてご紹介します。

1.Zoho Analyticsにデータをインポートする

データをインポートする画面で「ファイル」をクリックします。

補足情報

既にZoho Analyticsを使っている方は、「ワークスペースを作成する」をクリックしてデータをインポートする画面を開きます。

下記を入力し、前準備で取得したCSVファイルを選択して「次へ」をクリックします。

  • テーブル名:Amazon Sale Report
  • ファイルの種類:CSV、TSV、その他のテキストファイル
  • データの場所:ローカルドライブ

「最初の行は列名(見出し)ですか?」の設問で「はい」を選択し、「作成する」をクリックします。

処理が完了したら「閉じる」をクリックします。

2.カテゴリ別売上グラフを作成する

「+」>「グラフ」をクリックし、グラフ作成画面を表示します。

グラフ名に「売上」と入力し、グラフタブで下記を入力します。

  • X軸:Date[完全な日付]
  • Y軸:Amount[合計]
  • 色:Category[実際の値]

ユーザーフィルタータブで「Category」を入力し、「クリックしてグラフを表示する」をクリックします。

補足情報

ユーザーフィルターとは?
ユーザーフィルターとは、レポート閲覧者がレポート表示時に条件を指定してデータを絞り込めるようにする機能です。

「表示モード」をクリックして、作成したグラフを確認してみましょう。

下記のように表示されていれば、正しくグラフを作成できています。

ユーザーフィルターに「Category」を設定したため、カテゴリーでの表示切替が可能です。

グラフの推移をAIで予測する

作ったグラフにAIによる予測分析を追加します。

「設計を編集する」をクリックして編集画面に戻り、「分析」>「予測」をクリックします。

「予測を追加」>「Amount 合計」をクリックします。

今回は数量のグラフで30日先までの予測を行います。下記を入力して「適用する」をクリックします。

  • 影響度の高い要素:Qty(合計)
  • 予測の長さ:30日
Qtyは数量を意味します。

下記のようにグラフの右端に破線が表示されていれば正しく設定できています。

完成したグラフを確認する

「表示モード」をクリックして完成したグラフを確認してみましょう。

右側の破線部分がZia(AI)による売上推移予測です!

左上の「保存する」ボタンで作ったグラフを保存できます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

蓄積したデータから売上推移を予測し、上がり下がりが読めれば、事前の対策も打ちやすくなりますよね。

Zoho Analyticsにデータを蓄積し、そのデータ量が多くなるほどに、予測精度は向上していきます。

既にZoho Analyticsと船井総研のZoho運用支援をご利用になられている方は、
貴社にあった予測分析方法もご案内可能ですので、お気軽にお問い合わせください!

船井総研はZohoの認定パートナーです!

船井総研では、コンサルティング会社として中小・中堅企業様をご支援する中で、
Zohoを利用した業務改善も多数行っています。

「社内の業務をDXしたいけど何から手を付けたら良いかかわからない

Zohoと他サービスの違いを詳しく教えてほしい」

「Zoho導入に際しての費用やスケジュール感を聞きたい」

「他社がどのようにZohoを活用しているのか具体的な事例を知りたい」

レガシーシステムからZohoに移行したい」

など、ご不明点がございましたらお気軽にお問い合わせください!

               

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